SVMとは【図解でわかりやすく】
最終更新日:2026年7月15日
30秒でわかる結論
SVM(サポートベクターマシン)は「境界線から最も近いデータ(サポートベクター)との距離(マージン)を最大化して分類境界を決める」手法です。直線で分けられないデータも「カーネルトリック」で高次元変換して対応できます。データ量が少ない場面でも精度が高く、G検定で「マージン最大化」というキーワードとセットで必出です。
SVM=マージン(境界線と最寄りデータの距離)を最大化して境界線を引く手法。
SVMはG検定で「マージン最大化」というキーワードとセットで問われます。「道路の白線はなるべく建物から離して引く」というイメージで覚えましょう。
図解
解説
道路の白線を引くとき、両側の建物からなるべく離して真ん中に引くイメージ。ギリギリに引くより余裕を持たせたほうが、新しいデータが来てもはみ出しにくい=汎化性能が高くなります。境界線に最も近いデータを「サポートベクター」と呼び、これが名前の由来。「マージン最大化」というキーワードとセットで頻出です。
具体例
①顔画像の男性/女性分類(少ない学習データでも高精度を発揮)。②DNAマイクロアレイデータから癌/正常を分類(高次元データへの強さを活かす)。③テキスト感情分析(ポジティブ/ネガティブの2値分類)。
間違えやすい類似用語
- SVM vs ロジスティック回帰:どちらも2値分類ができる教師あり学習。SVMはマージン最大化(境界からの距離)を最適化、ロジスティック回帰は確率(対数尤度)を最適化。データが少ない/特徴量が多い→SVM有利、確率を直接使いたい→ロジスティック回帰有利。
- サポートベクター vs 全学習データ:SVMは境界線に最も近いデータ(サポートベクター)だけで境界を決める。その他のデータは計算に影響しない。この性質から「少ないデータで頑健」という特徴が生まれ、外れ値への強さにもつながる。
覚え方
SVM=余裕(マージン)を最大にして線を引く
試験での問われ方
G検定では「①SVMの決定境界の作り方(マージン最大化)」「②サポートベクターの定義(境界に最も近いデータ点)」「③カーネルトリック(非線形問題を高次元で線形化)」が頻出。教師あり学習の分類手法であることも確認しておきましょう。「SVM=教師なし学習」という誤認を問う引っかけ問題も出題されます。
確認問題
SVM(サポートベクターマシン)が分類境界を決める際に最大化する指標を何と呼ぶでしょう?
- A. 損失(Loss)
- B. マージン(Margin)
- C. エントロピー(Entropy)
- D. 勾配(Gradient)
正解:B. マージン(Margin)
SVM(サポートベクターマシン)は、分類境界と最も近いデータ点(サポートベクター)との距離=マージンを最大化します。「道路の白線を建物からなるべく離す」イメージ。マージンを大きくすることで、未知データへの汎化性能が高まります。損失・勾配は最適化の文脈、エントロピーは情報理論・決定木の文脈で使われます。
関連用語
出典・参考資料
- G検定公式テキスト(一般社団法人 日本ディープラーニング協会)
- Cortes, C. & Vapnik, V., 'Support-Vector Networks', Machine Learning, 1995
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社