混同行列とは【図解でわかりやすく】

最終更新日:2026年7月14日

30秒でわかる結論

混同行列は「予測」と「実際」の組み合わせを4マス表にしたもの。①真陽性(TP):病気を正しく陽性判定、②偽陽性(FP):健康なのに陽性判定(空振り)、③偽陰性(FN):病気なのに陰性判定(見逃し)、④真陰性(TN):健康を正しく陰性判定。適合率・再現率・F値など全ての評価指標はこの4マスから計算されます。

混同行列=予測と正解の組み合わせを4マスに整理した表。あらゆる評価指標の土台。

混同行列は適合率・再現率・F値など評価指標を理解するための出発点です。

図解

実際の状態陽性(病気)陰性(健康)予測:陽性予測:陰性真陽性 TP正しく発見 ○偽陽性 FP空振り(健康なのに陽性)偽陰性 FN見逃し(病気なのに陰性)真陰性 TN正しく除外 ○

解説

病気の検査でたとえると:真陽性(TP)=病気の人を正しく「病気」と判定、偽陽性(FP)=健康な人を誤って「病気」と判定(空振り)、偽陰性(FN)=病気の人を「健康」と見逃し、真陰性(TN)=健康な人を正しく「健康」と判定。「見逃し(FN)と空振り(FP)のどちらが致命的か」を意識すると、適合率・再現率・F値の使い分けがスッと理解できます。

具体例

スパムメールフィルターでのたとえ:TP=迷惑メールを正しく「迷惑」と判定、FP=大事なメールを誤って「迷惑」と判定(空振り→重大問題)、FN=迷惑メールを見逃して受信トレイへ(見逃し)、TN=通常メールを正しく「通常」と判定。病気の検査では、FN(見逃し)が命取りになるため、再現率を最大化する設計が重要です。

間違えやすい類似用語

覚え方

真/偽=予測が当たったか、陽性/陰性=何と予測したか。FP=空振り、FN=見逃し

試験での問われ方

G検定では「TP・FP・FN・TNの意味」を選択肢と照合させる問題が頻出。特に「偽陽性(FP)と偽陰性(FN)の区別」が問われます。空振り=FP、見逃し=FNと覚え、「どちらが致命的か」を場面ごとに考える練習をしましょう(医療診断→見逃し=FNが致命的、スパムフィルター→空振り=FPが致命的〈大事なメールを迷惑メール判定〉)。

確認問題

病気の診断AIが「陽性(病気)」と予測したが、実際には「陰性(健康)」だった——この場合、混同行列のどの区画に該当しますか?

正解:B. 偽陽性(FP)

予測が「陽性」で実際が「陰性(健康)」の場合、予測は外れています(偽)。陽性と予測したので「偽陽性(FP)」=空振りです。真陽性(TP)は「陽性と予測し、実際も陽性」、偽陰性(FN)は「陰性と予測したが実際は陽性(見逃し)」、真陰性(TN)は「陰性と予測し、実際も陰性」です。

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出典・参考資料

監修:横浜ITコンサル合同会社

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