ニューラルネットワークとは【図解でわかりやすく】
最終更新日:2026年7月14日
30秒でわかる結論
ニューラルネットワークは脳のニューロン(神経細胞)の接続をモデル化したALの基本構造。「入力層→中間層(隠れ層)→出力層」の3種類の層で構成され、情報は一方向に流れます。中間層が複数重なって「深く」なったものがディープラーニング。各接続には「重み」があり、学習によって自動的に最適化されます。
ニューラルネットワークは「入力層→中間層(隠れ層)→出力層」の3種類の層で構成される。
ディープラーニングを理解する上での土台となる基本構造です。
図解
解説
情報は入力層→中間層→出力層へと一方向に流れます。工場のベルトコンベアのように、途中の中間層で情報がどんどん加工され、最後に答えとして出てくるイメージです。この中間層が何層も重なって「深く」なったものがディープラーニングです。なお「記憶」に関係する仕組み自体はあり(RNNやLSTM)、それらは過去の情報を覚えておく工夫を持ちますが、「記憶層」という名前の層ではありません。
具体例
手書き数字認識(0〜9)での例:入力層=各ピクセルの明るさ(28×28=784個のノード)、中間層=「縦線」「丸み」「角」などの特徴を検出、出力層=0〜9の10クラスのどれかを出力。人間が「縦線があれば1かも」と特徴を教えなくても、大量のデータから自動的に特徴を学習します(特徴表現学習)。
間違えやすい類似用語
- ディープラーニング(深層学習):ディープラーニングはニューラルネットワークの「中間層を多く重ねた」版。ニューラルネットワーク全般が広い概念で、ディープラーニングはその中の特に深い構造を指します。
- 脳のニューロン(神経細胞):生物の脳では電気信号が神経細胞間を伝わります。ニューラルネットワークはこれを数学的にモデル化したもの。脳そのものではなく、仕組みを「参考にした」数式モデルです。
覚え方
入口(入力層)→加工(中間層=深さの正体)→出口(出力層)
試験での問われ方
G検定では「入力層・中間層・出力層の役割」「情報の流れる方向(入力→出力へ一方向)」「中間層を深くしたものがディープラーニング」の3点が頻出。誤りの選択肢として「記憶層」「出力から入力への双方向」などが出ることがあります。また「ノードとエッジ(重み)」の関係も押さえましょう。
確認問題
ニューラルネットワークを構成する3種類の層を、情報が流れる方向に正しく並べたものはどれですか?
- A. 入力層→出力層→中間層
- B. 入力層→中間層→出力層
- C. 中間層→入力層→出力層
- D. 出力層→中間層→入力層
正解:B. 入力層→中間層→出力層
ニューラルネットワークでは情報は「入力層→中間層(隠れ層)→出力層」の順に一方向へ流れます。この流れを「順伝播(フォワードプロパゲーション)」と呼びます。この中間層が複数重なって深くなったものがディープラーニング(深層学習)です。逆方向(出力→入力)に誤差を伝えるのは「誤差逆伝播法」で、これは学習時のみ行われます。
関連用語
出典・参考資料
- G検定公式テキスト(一般社団法人 日本ディープラーニング協会)
- Neural Networks and Deep Learning(Michael Nielsen)
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社