RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月15日
30秒でわかる結論
RPA(Robotic Process Automation)はパソコン上の定型作業(データ入力・転記・コピペ)を人の代わりにソフトウェアロボットが24時間実行する自動化技術です。「ルールが明確に決まっている繰り返し作業」に強く、AIによる判断は苦手。最近はAI-OCRや機械学習との組み合わせで「判断が必要な業務」への適用も拡大しています。ITパスポートのシステム戦略・業務改革分野で頻出です。
RPA=パソコン上の定型作業を代行するソフトウェアロボット。ルールが明確な繰り返し作業が得意。
RPAはITパスポートで「AIとの違い」「得意な作業と苦手な作業」という軸で問われます。「コピペ職人ロボット」と覚えましょう。
図解
解説
RPA(Robotic Process Automation)は、データ入力や転記、複数システム間でのコピー&ペーストといった、パソコン上の定型的な作業を、人に代わってソフトウェアロボットが自動で実行する技術です。ルールが明確に決まっている繰り返し作業を高速かつ正確にこなすことが得意な一方、状況に応じた判断が必要な作業は苦手とします。近年はAIと組み合わせることで、判断が必要な処理の一部もカバーできるようになってきています。
具体例
①毎月末、会計システムから数字を取り出してExcelに転記する作業をRPAが代行(人間の代わりに毎月自動実行)。②複数の注文システムからデータを集めてPDFで請求書を作成するフロー全体をRPAが自動処理。③銀行の口座開設申請書の入力内容を基幹システムに転記する作業の自動化。
間違えやすい類似用語
- RPA vs AI:RPAはルール通りに動く「自動化」、AIは学習・判断・予測を行う「知的処理」。RPAは「何をするか」が完全に決まっている作業が得意。AIは「状況を見て最適な行動を決める」作業が得意。組み合わせることで補完できる(ハイパーオートメーション)。
- RPA vs マクロ(Excel VBA等):マクロは特定のアプリ内で動く自動化。RPAは複数のアプリをまたいで(例:メールを開く→PDFを確認→Excelに転記→メール返信)動ける。RPAの方が柔軟で適用範囲が広く、プログラミングスキルがなくても設定できるものが多い。
覚え方
RPA=コピペ職人ロボット。ルール作業◎、判断は×(AIと組んで補う)
試験での問われ方
ITパスポートでは「①RPAの定義(ソフトウェアロボットによる定型業務自動化)」「②得意な作業(ルール明確・繰り返し)と苦手な作業(判断が必要)」「③DX・業務改革との関連」が頻出。AIとの違い(ルールベースの自動化 vs 学習・判断)という比較問題も多い。近年は「RPA単体では限界があるためAIと組み合わせるハイパーオートメーション」という概念も登場しています。
確認問題
RPAが最も得意とする業務はどれですか?
- A. 新規顧客の潜在ニーズを分析して提案内容を作成する
- B. 複数システム間でのデータ転記・入力といった定型作業を自動実行する
- C. 画像を見て商品の品質を良否判定する
- D. 自然言語で書かれた文書を要約する
正解:B. 複数システム間でのデータ転記・入力といった定型作業を自動実行する
RPAは「ルールが明確な定型作業」を自動化するソフトウェアロボットです。複数のシステム間でのデータ転記・コピペ・入力フォーム操作が得意。A・C・Dはいずれも判断・認識・理解が必要な作業で、こちらはAI(機械学習)の領域です。RPAとAIは補完関係にあります。
関連用語
出典・参考資料
- ITパスポート公式教材(IPA)
- 一般社団法人日本RPA協会 公式ガイド
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社