WBS(作業分解構成図)とは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの全作業を階層的に分解した図。「W=Work(作業)、B=Breakdown(分解)、S=Structure(構造)」という略語の意味と「作業の抜け漏れを防ぐ計画の土台」という目的が試験のポイント。WBSを作ってからガントチャートでスケジュールを引く、という順序も押さえましょう。
WBS=プロジェクトの作業を管理できる単位まで階層的に分解した図。計画づくりの第一歩。
「象は一口では食べられない」——WBSは大きなプロジェクトを管理できる小さな仕事に分解する技法です。
図解
解説
WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクト全体の作業を「大分類→中分類→個別のタスク」というように階層的に分解し、ツリー状に整理した図です。大きな仕事をそのまま管理しようとしても抜け漏れが起きやすいため、管理できる小さな単位まで分解することで、担当者の割り当てや期間の見積もり、進捗管理がしやすくなります。プロジェクト計画づくりの最初のステップとして位置づけられる、マネジメント分野の基本用語です。
具体例
①Webサイト構築:「プロジェクト」→「要件定義・設計・開発・テスト・移行」→さらに「DB設計・API実装・UI実装」などに分解。②社内システム移行:「調査」「設計」「移行」「教育」「本番移行」に大分類し、さらに細分化してWBSを作成。③WBSなし失敗例:「とりあえず始める」→終盤に「セキュリティテスト」を忘れていたことが発覚→スケジュール大幅延長。
間違えやすい類似用語
- WBS vs ガントチャート:WBSは「何をするか」の作業一覧を階層的に整理したもの。ガントチャートはWBSの各作業を「いつからいつまで行うか」のスケジュールで可視化したもの。WBSが先、ガントチャートが後の順序で作成する。
- WBS vs タスク管理ツール:WBSはプロジェクト計画段階での作業分解の手法(図)。タスク管理ツール(JiraやTrelloなど)はWBSで洗い出したタスクを日常的に管理するための実行ツール。
覚え方
象は一口では食べられない。WBSで一口サイズに分解してから計画する
試験での問われ方
ITパスポートでは「①WBSの定義(作業を階層的に分解した図)」「②W=Work、B=Breakdown、S=Structureという略語の意味」「③WBSを作成することで作業の抜け漏れを防ぐ・担当割り当てと見積もりの土台になる」という点が頻出。選択肢で「WBS=スケジュールを横棒で表した図」とあればガントチャートとの混同で誤りです。
確認問題
プロジェクトの全作業を、管理しやすい小さな単位に階層的に分解して整理する手法を何と呼ぶでしょう?
- A. WBS(作業分解構成図)
- B. SQL
- C. USB
- D. VPN
正解:A. WBS(作業分解構成図)
WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの作業を階層的に分解した図。作業の漏れを防ぎ、見積り・分担・進捗管理の土台になります。WBS作成後にガントチャートでスケジュールを組む流れが定番です。
関連用語
出典・参考資料
- IPA ITパスポート試験 シラバス(マネジメント分野)
- PMI(プロジェクトマネジメント協会)「PMBOK Guide」
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社