BCP(事業継続計画)とは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
BCP(Business Continuity Plan)は緊急事態でも重要業務を継続・早期復旧するための計画。「計画(BCP)を作り、訓練・見直しで実効性を維持する活動全体=BCM(Business Continuity Management)」というセットが試験のポイントです。「BCPは文書、BCMはその運用と改善のサイクル」という区別を押さえましょう。
BCP=災害や事故が起きても事業を止めない、または早期に復旧するための計画。
「いつか来る緊急事態」に備えて、あらかじめ「その時どうするか」を決めておくのがBCPです。
図解
解説
BCP(Business Continuity Plan)は、地震や火災、システム障害といった不測の事態が発生した際にも、重要な事業を継続できるよう、あるいは可能な限り早く復旧できるよう事前に定めておく計画です。データのバックアップ体制や代替拠点の確保、緊急連絡網の整備などが具体策として挙げられます。計画を作って終わりではなく、定期的な訓練や見直しを通じて実効性を維持していく活動全体をBCM(事業継続マネジメント)と呼びます。
具体例
①金融機関:東日本大震災で大手銀行が事前に策定したBCPに基づき代替センターで業務を継続。②中小製造業:工場が水害で被災→BCPなしで全業務停止、取引先離れが発生(BCPの重要性の逆説例)。③IT企業:クラウドへのデータ自動バックアップ+代替クラウドへの切り替え手順をBCPに明記。
間違えやすい類似用語
- BCP vs BCM:BCP(Business Continuity Plan)は「計画書」そのもの。BCM(Business Continuity Management)は「BCPを策定・維持・改善・訓練する活動全体」。文書と、その運用活動の違い。
- BCP vs DR(ディザスタリカバリ):DRは「システム・ITの復旧」に特化した計画。BCPはビジネス全体の継続が目的で、DRを含む広い概念。BCPの中にDR計画が含まれるイメージ。
覚え方
BCP=止めない計画。作る→訓練→見直しの運用がBCM
試験での問われ方
ITパスポートでは「①BCPの定義(緊急時でも業務を継続・早期復旧する計画)」「②BCMとの違い(計画 vs 運用活動)」「③BCPに含まれる具体的対策(代替拠点・バックアップ・連絡網)」が頻出。「BCPは作成して終わりではなく、BCMとして定期的に見直しと訓練が必要」という点も重要です。
確認問題
地震やシステム障害などの緊急事態が発生しても、重要な事業を継続または早期復旧させるために事前に策定しておく計画を何と呼ぶでしょう?
- A. BCP(事業継続計画)
- B. OJT(職場内訓練)
- C. SLA(サービス品質保証)
- D. NDA(秘密保持契約)
正解:A. BCP(事業継続計画)
BCP(Business Continuity Plan)は災害・障害時に事業を止めない/早く戻すための計画。策定から訓練・見直しまでの管理活動をBCM(事業継続マネジメント)と呼びます。
関連用語
出典・参考資料
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社