PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)とは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、事業を「市場成長率(縦軸)×市場シェア(横軸)」の2軸で4分類する手法。4象限の名称と特徴(花形:高成長×高シェア、金のなる木:低成長×高シェア、問題児:高成長×低シェア、負け犬:低成長×低シェア)の暗記が試験の核心です。「金のなる木→問題児への投資」という資金の流れが戦略の基本。
PPM=市場成長率×市場シェアの4マスで事業を仕分け。「金のなる木」で稼ぎ、有望な事業に投資する考え方。
稼ぐ事業、育てる事業、撤退すべき事業——複数事業を持つ企業の「お金の使い方」を整理するのがPPMです。
図解
解説
複数の事業や商品を持つ企業が、どこに経営資源(お金・人)を配分すべきかを判断するための手法です。縦軸に市場成長率、横軸に市場シェアをとり、4つの象限(花形・金のなる木・問題児・負け犬)に事業を分類します。「金のなる木」(成長率は低いがシェアが高く安定して稼げる事業)で得た資金を、「問題児」(成長率は高いがシェアが低い事業)に投資して「花形」に育てる、という資源配分の考え方が中心です。「負け犬」(成長率もシェアも低い)は撤退が検討されます。
具体例
①任天堂:ゲーム機(花形)と人気IPライセンス(金のなる木)で資源配分。②大手飲料メーカー:成熟した炭酸飲料(金のなる木)の収益で、急成長の健康飲料市場(問題児)に投資。③老舗百貨店:不採算地方店舗(負け犬)から撤退し、旗艦店に集中投資。
間違えやすい類似用語
- PPM vs SWOT分析:SWOT分析は自社の内外環境を4象限で整理する現状分析ツール。PPMは複数事業の資源配分を判断するための戦略ツール。PPMはSWOT分析の結果を受けた次のステップで使うことが多い。
- 花形 vs 金のなる木:どちらも市場シェアが高い(成功している)事業だが、市場成長率が高い花形は追加投資が必要。低成長の金のなる木は投資が少なくて済み、資金を他事業に回せる稼ぎ頭。
覚え方
金のなる木で稼ぎ→問題児に投資→花形へ。負け犬は撤退検討
試験での問われ方
ITパスポートでは「①4象限の名称と定義(花形・金のなる木・問題児・負け犬)」「②縦軸=市場成長率、横軸=市場シェア」「③金のなる木→問題児という資金の流れ」が頻出。問題文に『市場成長率が高く市場シェアが低い事業』と書かれたら「問題児」と即答できるよう整理しましょう。
確認問題
自社の事業を「市場成長率」と「市場占有率(シェア)」の2軸で、花形・金のなる木・問題児・負け犬の4つに分類する手法はどれでしょう?
- A. PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)
- B. SWOT分析
- C. PDCAサイクル
- D. KPT法
正解:A. PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)
PPMは事業を成長率×シェアの2軸で4分類し、経営資源の配分を考える手法。「金のなる木で稼ぎ、問題児に投資して花形に育てる」が基本戦略です。
関連用語
出典・参考資料
- IPA ITパスポート試験 シラバス(経営戦略分野)
- ボストン コンサルティング グループ(PPM考案元)
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社