ROE(自己資本利益率)とは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
ROE(Return On Equity)は「当期純利益÷自己資本」で計算する資本効率の指標です。試験では「ROEのEは何の略か(Equity=自己資本)」「ROAとの違い(ROA=利益÷総資産)」が頻出。ROEが高いほど株主の観点からは効率的な経営と評価されますが、過度な借入(レバレッジ)でROEを高めることもできる点も理解しておきましょう。
ROE=株主のお金でどれだけ効率よく稼いだかを示す指標。「当期純利益 ÷ 自己資本」で計算する。
投資家が最も注目する指標のひとつ。「株主から預かったお金を、どれだけ効率よく増やしたか」がROEです。
図解
解説
ROE(Return On Equity)は、株主が出資したお金(自己資本)を使って、企業がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標です。「当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)」で計算し、数値が高いほど資本効率が良い経営と評価されます。似た指標に、総資産(自己資本+負債)に対する利益効率を見るROA(総資産利益率)があり、ROEはEquity(自己資本)、ROAはAsset(総資産)が分母になる点で区別します。
具体例
①トヨタ自動車:ROEが高い年は「効率的に株主の期待に応えている」と市場から評価される。②スタートアップA社:自己資本が少なく多くを借入で賄っているため、ROEは高くなりやすい(ROEだけで判断するリスクの例)。③B社:ROEは低いがROAは高い→自己資本が厚く安定した経営をしている、という読み方ができる。
間違えやすい類似用語
- ROE vs ROA:ROE=利益÷自己資本(株主視点)。ROA=利益÷総資産(経営全体の効率)。ROEが高くてもROAが低い場合は、借入(レバレッジ)でROEを高めている可能性がある。
- ROE vs PER(株価収益率):ROEは利益÷自己資本の内部指標。PERは株価÷1株あたり利益の市場評価指標。どちらも株主・投資家が注目するが、測っているものが異なる。
覚え方
ROE=株主マネーの働きぶり。E=自己資本、A=総資産(ROAとの違い)
試験での問われ方
ITパスポートでは「①ROEの計算式(利益÷自己資本)」「②ROEのEがEquity(自己資本)を意味すること」「③ROAのAはAsset(総資産)との違い」が出題されます。四択問題でROE・ROA・PER・TCOなどを並べて正しい定義を選ばせる形式が典型的です。
確認問題
株主が出資したお金(自己資本)を使って、どれだけ効率よく利益を生み出したかを示す指標はどれでしょう?
- A. ROE(自己資本利益率)
- B. TCO(総所有コスト)
- C. CPU使用率
- D. BMI
正解:A. ROE(自己資本利益率)
ROE(Return On Equity)=当期純利益÷自己資本。株主の出資をどれだけ効率的に利益に変えたかを示し、投資家が重視する代表的指標です。ROEのE=Equity(自己資本)、ROAのA=Asset(総資産)と覚えましょう。
関連用語
出典・参考資料
- IPA ITパスポート試験 シラバス(企業活動分野)
- 金融庁「ROE・ROA等の財務指標について」
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社