コンプライアンスとは?わかりやすく解説【ITパスポート対策】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
コンプライアンスは「法令+社内規程+業界ルール+社会倫理」を守ること。単なる「法律を守る」より広い概念です。試験では「コンプライアンスはガバナンス(経営を監視する仕組み)の一部として位置づけられる」という関係性と、「違反発覚時の社会的信用の失墜という代償」が出題ポイントです。
コンプライアンス=法令遵守。法律だけでなく社内ルールや社会の常識まで含む広い概念。
「法律を守れば大丈夫」ではなく、社会の常識・倫理まで守ることを求めるのがコンプライアンスです。
図解
解説
コンプライアンスは、企業が法律や規則を守ることを指しますが、それだけにとどまらず、社内規程や業界のルール、さらには社会通念上の倫理観までを含めて守るべき、という広い意味で使われます。企業の不正会計やハラスメントなどコンプライアンス違反が発覚すると、行政処分だけでなく社会的信用の失墜という大きな代償につながるため、企業経営の根幹として重視されています。
具体例
①食品メーカーA社:原産地偽装が発覚→法律違反だけでなく社会的信用を失い売上が激減(コンプライアンス違反の代償)。②IT企業B社:個人情報の不正利用は個人情報保護法違反であり、社内ポリシーや業界ルール違反でもある。③管理職C氏:パワーハラスメントは法律(労働施策総合推進法)にとどまらず、社会規範・倫理への違反でもある。
間違えやすい類似用語
- コンプライアンス vs ガバナンス:コンプライアンスは「何を守るか(法令・規範)」という対象の話。ガバナンスは「どう守らせるか(監視・統制の仕組み)」という枠組みの話。コンプライアンスはガバナンスの目標のひとつ。
- コンプライアンス vs CSR:コンプライアンスは最低限守るべき法令・規範を守ること。CSRはそれを超えて社会・環境への積極的貢献まで含む広い概念。コンプライアンスはCSRの基本部分。
覚え方
コンプラ=法律+ルール+常識を守る。違反の代償は信用の失墜
試験での問われ方
ITパスポートでは「①コンプライアンスの定義(法令+社内規程+社会規範まで含む)」「②違反発覚時の社会的信用失墜という代償」「③コーポレートガバナンスとの関係(ガバナンスはコンプライアンスを確保する仕組み)」が問われます。選択肢で「法律を守ることだけを指す」という記述が出たら誤りと判断できます。
確認問題
企業や従業員が法令や社会規範を守って行動することを指す言葉はどれでしょう?
- A. コンプライアンス
- B. アライアンス
- C. ガバナンス
- D. アカウンタビリティ
正解:A. コンプライアンス
コンプライアンス=法令遵守。法律だけでなく社内規程や社会規範・倫理を守ることまで含む広い概念として使われます。アライアンスは提携、ガバナンスは統治の仕組み、アカウンタビリティは説明責任です。
関連用語
出典・参考資料
- IPA ITパスポート試験 シラバス(企業活動分野)
- 経済産業省「コンプライアンス経営の推進」
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社