CSIRTとは【図解でわかりやすく】

最終更新日:2026年7月16日

30秒でわかる結論

CSIRT(Computer Security Incident Response Team)はセキュリティインシデントに対応する組織内の専門チーム。「平時は準備(手順整備・訓練・情報収集)、有事は対応の司令塔(検知→封じ込め→復旧→再発防止)」という二役が試験のポイント。SOC(監視に特化した組織)との違いも頻出です。

セキュリティインシデントに備え、検知・対応・再発防止を担う組織内の専門チーム。セキュリティの消防隊。

セキュリティ事故は「起きるかどうか」ではなく「いつ起きるか」——だから、消防隊が必要です。

図解

CSIRT:平時と有事の役割平時(備える)・対応手順の整備・対応訓練の実施・脅威情報の収集🧯有事(対応の司令塔)検知 → 封じ込め →原因分析 → 復旧 →再発防止🚒事故は起きる前提。訓練された消防隊が被害を最小化する

解説

CSIRT(Computer Security Incident Response Team、シーサート)は、セキュリティインシデント(事故)の発生に備えて組織内に設置される専門チームです。

役割は平時と有事の両方にあります。平時には、インシデント対応手順の整備、対応訓練、脆弱性や脅威情報の収集を行い、「いざ」に備えます。有事には、インシデントの検知・受付から、被害の封じ込め、原因分析、復旧、再発防止策の立案までを主導する司令塔となります。

火事に例えるなら、CSIRTは消防隊です。火事を完全に防ぐことはできなくても、訓練された消防隊がいれば、ボヤのうちに消し止め、被害を最小化できます。組織内のCSIRT同士が外部と情報連携する体制もあり、日本ではJPCERT/CCがその調整役を担っています。

関連組織としてSOC(Security Operation Center)があります。SOCは監視に特化した組織で、「SOCが異常を検知し、CSIRTが対応を主導する」という役割分担で語られることが多く、試験でもこの対比が問われます。

具体例

①大手製造業:CSIRT設立後にランサムウェア感染→CSIRT主導で感染端末を隔離・原因分析・復旧・再発防止策(パッチ適用・権限最小化)を実施。②平時の取り組み:JPCERT/CCから脆弱性情報を受け取り、自社環境への影響を評価・対応(情報収集の役割)。③訓練:年1回のインシデント対応訓練(机上演習)でCSIRTの対応手順の実効性を検証。

間違えやすい類似用語

覚え方

セキュリティの消防隊=CSIRT。平時に訓練、有事に出動

試験での問われ方

情報セキュリティマネジメント試験では「①CSIRTの定義(インシデント対応の専門チーム)」「②平時の役割(準備・訓練・情報収集)と有事の役割(検知→封じ込め→復旧→再発防止)」「③SOCとの役割分担の違い(監視 vs 対応)」が頻出。JPCERT/CCがCSIRT同士の情報連携を調整する組織という知識も押さえましょう。

確認問題

セキュリティインシデントの発生に備えて組織内に設置される専門チームで、平時の準備(手順整備・訓練)と有事の対応(封じ込め・復旧・再発防止)を担う組織を何と呼ぶでしょう?

正解:A. CSIRT(シーサート)

CSIRT(Computer Security Incident Response Team)はセキュリティの消防隊。平時は備え、有事は対応の司令塔になります。SOC(監視専門組織)が異常を検知し、CSIRTが対応を主導するという役割分担が試験頻出です。

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出典・参考資料

監修:横浜ITコンサル合同会社

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