DMZとは【図解でわかりやすく】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
DMZ(DeMilitarized Zone:非武装地帯)は社内LANとインターネットの中間に設ける隔離ネットワーク領域。公開サーバーをDMZに置くことで「公開サーバーが侵害されても社内LANへの被害波及を防ぐ」多層防御の設計です。試験では「公開サーバーを置くべき場所=DMZ」と「なぜ社内LANに置かないのか(攻撃の足がかりになるから)」が頻出です。
社内LANとインターネットの間に設ける緩衝地帯。公開サーバーが侵害されても社内へ被害を波及させない。
Webサーバーは外部に公開しなければ意味がない。でも狙われやすい。この矛盾を解くのがDMZです。
図解
解説
DMZ(DeMilitarized Zone:非武装地帯)は、社内ネットワーク(LAN)とインターネットの中間に設ける、隔離されたネットワーク領域です。Webサーバーやメールサーバーなど、外部に公開する必要があるサーバーをここに配置します。
なぜ中間地帯が必要なのか。公開サーバーは外部から誰でもアクセスできる分、攻撃の的になりやすい存在です。もし社内LANの中に置いていたら、サーバーが乗っ取られた瞬間、攻撃者は社内ネットワーク全体への足がかりを得てしまいます。
DMZに置けば、ファイアウォールで「外部→DMZは必要な通信のみ許可、DMZ→社内LANは厳しく制限」と制御できるため、公開サーバーが侵害されても、社内への被害の波及を食い止められます。多層防御における「被害の局所化」の代表的な設計です。
試験では、「公開サーバーはどこに配置すべきか」という設問でDMZを選ばせる形が定番です。
具体例
①Webサーバーの配置:企業Webサイトのサーバーをインターネット側に置かず、FW×2台でDMZに隔離→サーバーが侵害されても社内システムへの横展開を防止。②メールサーバー:外部からメールを受け付けるMTAをDMZに配置→スパムフィルタリングや添付ファイル検査を行ってから社内に転送。③DNSサーバー:外部公開用のDNSをDMZに、社内向けDNSは社内LANに分離して配置。
間違えやすい類似用語
- DMZ vs 社内LAN:社内LANは業務システム・内部ファイルなど守るべき重要資産を置く領域。DMZは外部に公開が必要なサーバーを置く中間領域。DMZ→社内LANの通信を厳しく制限することで、外部からの侵害が社内に届かないようにする。
- DMZ vs ファイアウォール(FW):FWは通信を許可/拒否するセキュリティ機器。DMZはFWによって構成されるネットワーク設計の「場所・領域」。FW2台(外部向け・内部向け)を使ってDMZを構成するのが典型的な構成。
覚え方
公開サーバーは玄関先の応接間(DMZ)へ。寝室(社内LAN)には通さない
試験での問われ方
情報セキュリティマネジメント試験では「①DMZの定義(社内LAN↔インターネット間の隔離された緩衝領域)」「②DMZに配置するサーバーの例(Webサーバー・メールサーバー・DNSサーバー)」「③社内LANとDMZの間のFWは厳しく制限する設計」が頻出。問題文に「外部に公開するサーバーはどこに置くべきか」が出たらDMZと即答できるようにしましょう。
確認問題
インターネットと社内LANの中間に設ける隔離されたネットワーク領域で、Webサーバーなど外部に公開するサーバーを配置する場所を何と呼ぶでしょう?
- A. DMZ(DeMilitarized Zone)
- B. VPN
- C. ルーター
- D. ゲートウェイ
正解:A. DMZ(DeMilitarized Zone)
DMZ(非武装地帯)は公開サーバーを置くための隔離ネットワーク領域。ファイアウォールで「外部→DMZ:必要な通信のみ許可」「DMZ→社内LAN:厳しく制限」と制御し、公開サーバーが侵害されても社内への被害波及を防ぎます。
関連用語
出典・参考資料
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社