スミッシングとは【図解でわかりやすく】
最終更新日:2026年7月16日
30秒でわかる結論
スミッシング(smishing)はSMS(ショートメッセージ)とフィッシングを組み合わせた攻撃。宅配不在通知・銀行の異常検知などを装ったSMSでフィッシングサイトへ誘導し情報を盗む。試験では「①SMSを使う理由(開封率が高い・URLが確認しにくい)」「②対策(SMS内のリンクはタップしない・公式アプリで確認)」「③フィッシングの亜種(ヴィッシング=電話音声版)との比較」が頻出です。
宅配の不在通知などを装うSMSで偽サイトへ誘導し、情報を盗む攻撃。SMS+フィッシングの造語。
「お荷物のお届けにあがりましたが不在のため…」——このSMS、身に覚えはありませんか。
図解
解説
スミッシング(smishing)は、SMS(ショートメッセージ)とフィッシング(phishing)を組み合わせた造語で、SMSを使って偽サイトへ誘導し、ID・パスワードやクレジットカード情報を盗んだり、不正アプリをインストールさせたりする攻撃です。
定番の口実は「宅配の不在通知」「携帯料金の未納」「銀行口座の異常検知」など。SMSが攻撃者に好まれる理由は明確です——送信元の偽装が比較的容易で、メールより開封率が圧倒的に高く、スマホの小さな画面ではURLの確認がしにくい。受け手の「荷物が届くかも」という日常の期待に紛れ込むため、警戒心をすり抜けやすいのです。
対策はシンプルな習慣に尽きます:SMS内のリンクは原則タップしない。荷物や料金が気になるなら、公式アプリやブックマークからアクセスして確認する。通信事業者の迷惑SMSフィルタを有効にする。
関連語として、電話の音声で騙すヴィッシング(voice+phishing、サポート詐欺など)も、経路違いの亜種として覚えておきましょう。試験では、フィッシングの亜種の区別と対策の基本行動が問われます。
具体例
①宅配不在通知:「ヤマト運輸です。再配達のご連絡はこちら→(偽URL)」→タップすると偽サイトでApple IDとパスワードを入力させる。②銀行を装った警告:「〇〇銀行:不正アクセスを検知。今すぐ確認を→(偽URL)」→カード番号・暗証番号を入力させる。③不審なアプリのインストール誘導:SMSで「セキュリティアップデートが必要です(偽APKファイルのURL)」→マルウェアアプリをインストールさせる。
間違えやすい類似用語
- スミッシング vs フィッシング(メール版):フィッシング(メール版)は電子メールで偽サイトへ誘導。スミッシングはSMS(ショートメッセージ)で誘導。SMSの方が開封率が高く・URLが確認しにくい・フィルタリングが弱いため近年増加中。
- スミッシング vs ヴィッシング(vishing):スミッシングはSMSテキストで誘導。ヴィッシング(voice+phishing)は電話の音声(「マイクロソフトサポートです」など)で騙すサポート詐欺の一種。媒体がテキスト vs 音声の違い。
覚え方
不在通知のSMSはまず疑う。リンクは踏まず、公式アプリで確認
試験での問われ方
情報セキュリティマネジメント試験では「①スミッシングの定義(SMS+フィッシングの造語)」「②SMSが悪用される理由(高い開封率・URLが見にくい・送信元偽装が容易)」「③対策の基本(SMS内リンクをタップしない・公式アプリで確認)」「④フィッシングの亜種(ヴィッシング・スミッシング)の区別」が頻出です。
確認問題
SMS(ショートメッセージ)を使って、宅配の不在通知や銀行の異常検知を装い、偽サイトへ誘導して情報を盗む攻撃を何と呼ぶでしょう?
- A. スミッシング
- B. ヴィッシング
- C. BEC(ビジネスメール詐欺)
- D. ランサムウェア
正解:A. スミッシング
スミッシング(smishing)はSMS+phishingの造語。メールより開封率が高く、URLが確認しにくいSMSを悪用します。対策の基本は「SMS内のリンクはタップしない、公式アプリやブックマークから確認する」です。電話音声で騙す場合はヴィッシング(vishing)と呼びます。
関連用語
出典・参考資料
監修:横浜ITコンサル合同会社
提供:横浜ITコンサル合同会社